東日本大震災について。

今更ですが、3/11日に発生した東日本大震災で被災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。


それから、1ヶ月以上経た今尚、被災地で救助活動、復旧活動を行っている自衛隊、警察、消防、海上保安庁の皆様、本当に、本当にありがとうございます。


そして原発安定化の為に被爆しながらも作業に当たってきた自衛隊、消防、同盟国である米軍の方々、そして使命感の強い東電及び関連会社作業員、言葉では言い表せない程の感謝、敬服の念を抱いています。


震災発生後1ヶ月して、自分としてもやっと精神的に落ち着いて考えられるようになったので、ここで改めて忘れないように記録しておこうと思います。

自衛隊

初期の放水活動は彼らでなければ即応できる部隊がいませんでした。
しかし彼らも原発への放水作業訓練などしたことが無いのです。
それでも、誰かがやらねばならないなら我々がやる、という覚悟をもった実力組織なのです。
もっと感謝されてしかるべき存在なのです。
イラク派遣時の話とか、他国での災害救援の話とかもっと国民が知ってくれれば。。)

消防

東京都ハイパーレスキュー隊がコンクリ圧送車(凄くアームの長いアレです)を使って使用済核燃料プールに放水作業をしました。
これ、放水が遅れると本当にその後手に負えない状態になるところだったのです。
そして作業場所の放射線量は非常に危険なレベルだったと。。
特筆すべきは彼らは放射線の恐ろしさを理解している部隊であり、その恐怖心に打ち勝っての活動だったのです。恐ろしさを知った上で立ち向かっていくその使命感。本当に頭が下がります。。

米軍

4号機で火災が発生した際、消火活動に当たったのはなんと米軍です。売国メディアではほとんど報道されていませんけど。
通常、軍隊とは自国を守る為に存在します。それが基本スタンスなのです。
それが、日本が同盟国とは言え自国の兵士の被爆覚悟で消火活動に当たり見事に消火してくれました。
(現在の日本国憲法では米国が危機に陥っても集団的自衛権がないので助けることができません。)

東電及び関連会社作業員

彼らがいなければ現状の原発において何をすべきか判断できません。
そして他の組織と違い、恐らく交代要員の不足により同じメンバーが長期に渡り原発の側に滞在せざるを得ない。
その分、被爆線量は多くなり、健康被害も出てくると思います。


震災発生→原発建屋爆発後、もうなんていうか・・・かなりビビリ入ってました。
大学で物理専攻してたんですが、「原子核物理」が研究対象ではなかったから「断片的な核反応の知識」+「断片的な原発関連情報」のせいで、余計に不安が募っちゃって、原子力災害発生から一週間でなんと5kg体重が落ちてしまった。。
(普段体重の増減が500g以内の俺にしては、5kgの減少ってまず無いケースなので。)


しかし、こういう非常事態ではプログラマってのはあんまりお役に立つことができない職種なんだなぁと痛感させられました。
いや、Googleさんとかは別よ?あと俺の知ってる範囲では小飼弾さんも。


現状では外部からの放水でなんとか冷却できているようではあるけど、色々調べたらまだ安心できる状態ではないようです。
なんとか次の最大余震が来る前に安全な状態に持っていけるよう、心から祈っています。